アンケート結果の公開について
「自分で部品から作り出して組み立てられ，設計や製作に関する電子データがすべて無償公開され，その電子データを自由に改変できる」という新しい考え方のオープンソース生物教育教材（バイオウェア）の開発を試みています．2018年夏，そのニーズを調査することを目的とし，高校教諭を対象とした郵送アンケート調査を実施しました．
どのようなバイオウェアを開発すれば喜ばれるのかという手がかりを得るためのアンケート調査でしたが，調査の結果を何らかの形で公表すべきだと思っていました．そこで論文の形にまとめて国内誌に投稿したのですが，結果は「修正・再投稿の上，再査読」．2名の査読者から，先行研究の調査不足，目的のあいまいさ，アンケート調査・分析方法に関する不備など，非常に多くのコメントをいただきました．ほとんどリジェクトに近いお返事なのだろうと思います．
査読者からのコメントは納得できる点もありましたが，反論したい部分もありました．しかし，アンケート結果の公表が論文投稿の目的でしたし，機械工学に身を置く私が教育関係の国内誌に論文掲載してもらうために多くのエネルギーを費やすのも本末転倒ですので，今回，アンケート調査の結果をまとめた文章をウェブ公開することにいたしました．査読者のコメントを添付することはできませんが，調査・分析方法に関する不備を含んでいるのだろうと思いますし，統計的有意差を算出して議論した文章でもありません．これらのことを踏まえた上で，ご参考にしていただけましたら幸いです．
アンケート結果はこちらからダウンロードできます．
オープンソース生物教材の開発へ向けた全国アンケート調査.pdf（2.8 MB)
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